FXチャートを読むコツ！初心者向け基礎ガイド

ローソク足の構造と意味を理解しよう

ローソク足は、一定期間の価格変動を示すチャートの基本単位です。
1本のローソク足には「始値」「高値」「安値」「終値」の4つの情報が含まれます。
ローソクの本体部分を「実体」、上下に伸びる線を「ヒゲ」と呼びます。
実体が長い場合、価格の変動が大きく、買い・売りの勢いが強いことを示します。
逆に、実体が短くヒゲが長い場合、相場が迷っている状態と考えられます。
陽線（白・緑）は価格が上昇したことを示し、陰線（黒・赤）は価格が下落したことを示します。
これらの基本を理解することで、相場の動きを正しく把握できるようになります。

トレンドを読み取るための基本パターン

ローソク足の並び方を見ることで、相場のトレンドを判断できます。
基本的なパターンには「上昇トレンド」「下降トレンド」「レンジ相場」があります。
上昇トレンドでは、陽線が連続し、高値と安値が切り上がる傾向があります。
逆に、下降トレンドでは陰線が続き、高値と安値が切り下がります。
レンジ相場では、価格が一定の範囲内で動き、明確な方向性がありません。
また、転換のサインとなるローソク足パターンも重要です。
「包み足」は前のローソクを覆う形で次のローソクが形成されるパターンで、トレンド転換の可能性を示唆します。
「ピンバー」は長いヒゲが特徴で、反発が期待されるポイントです。
こうしたパターンを覚えることで、トレンドの変化をいち早く察知できます。